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2011年03月17日

ニッポンは大丈夫だ

今自分になにができるか? と考えていたところ、シリコンバレー地方版の高坂編集長からこういうメールが届きました。とても素敵な内容でしたので、許可を得てここに掲載させていただきます。

「ニッポンは大丈夫だ」 全文

ご無沙汰しています。

丁度1週間前に東北関東大地震が起きてからというもの、ネットのニュースに釘 付けになっている高坂です。

みなさんのご家族、お知り合い、大事な方がご無事であることをお祈りしています。


さて、暗いニュースばかりなので、今回の地震の影響や地震後に起きたことで明 るい点にスポットをあてて前向きに見てみたいと思います。

今回、海外在住の私たちが日本で何が起きているのかを遅延なくリアルタイムで 知ることができているのは、ネットのおかげです。特に今回は、地震発生直後か ら日本の有志の方(広島に住む中学生)が「著作権侵害で訴えられても責任を取 る覚悟です」と明言した上でUstreamでNHK総合のニュースを中継してくれまし た。この中継には瞬く間に世界中の日本人からの視聴が集まりました。

しばらくして、NHKの広報の方のtwitterアカウントから、「NHKの放送はUstream でご覧頂く事ができます」と事実上公式に認める事になるアナウンスがありまし た。これも、twitterアカウントを担当していた方が個人の判断と責任で行った そうです。しばらくするとNHKが公式に認めたことで、Ustreamが動き、中学生の 自宅よりも良い環境で高画質でNHKの放送が見られるようになりました。そして しばらくして、TBS、フジテレビもUstream中継を始めます。

NHKとTBSの中継は今も続いており、10万件を越すビューアーが常に日本のニュー スを見ています。Ustreamはこの膨大なトラフィックにサーバーの力を割り当 て、放送が途中で途切れたり見難くなることの無い環境を提供しています。CM収 入はもちろんありません。

twitterも大活躍しました。震災直後の携帯電話がつながりにくい状態で、短い パケットでデータをやりとりするtwitterはメールや音声通話よりもつながり易 いため、家族の安否や現地の状況を確認するのに大きく役立ちました。その後 も、支援団体や企業などがtwitterを通じて様々な呼びかけやアナウンスを実施 しています。

また、デマや風評が飛び交う一方、それに流されないようにという冷静なメッ セージも多く、デマの拡大を抑えた効果もありました。震災直後は、「この地域 のこの人の消息をだれか知りませんか?」という安否確認のためにtwitterを利 用するケースが多く、より多くの人の目に触れるために、フォロワーの多いホリ エモンなどがひたすらretweetで協力していました。

グーグルは、他の地域の災害時にも活躍した消息情報サービス、パーソンファイ ンダーをいち早く導入した後、必要に応じて機能をどんどん追加し、現在は避難 所で名簿を撮影してアップロードすると、自動的に消息情報が登録される仕組み もできました。

また、ホンダ、パイオニア、グーグルのエンジニアが企業の壁を超えて協力し て、GPSを搭載した車両が震災後に通過した道路のデータを地図にプロットする ことで、どの道路が通行可能でどの道路が遮断されているのかがリアルタイムで わかるサービスを地震後5日で公開しました。

facebookでも多くの支援の呼びかけが行われており、facebookの得意なリアルな 人間関係を通して、世界中に支援の輪が広げられています。

個人でも多くの人が、計画停電、放射能濃度、炊き出し地区、避難所マップなど のネットに散らばった情報をわかり易くまとめるサイトやサービスをあっという 間に実現し公開しています。エンジニア以外の人でも、節電や買い占め防止を呼 びかけるポスターをデザインして公開したり、皆自分の得意分野で出せる能力を 惜しみなく出して団結しています。


まだまだ大変な状況がしばらくは続くと思いますが、私はこうした様子を見てい て、「日本は大丈夫」と確信しました。


原発を失い、限られたエネルギーリソースの中での早期復興が強いられる日本。

こうした逆境こそ、ここ10年続いた閉塞感を打ち破り、日本がもう一度元気にな るきっかけになるのではないでしょうか。

戦後、焼け野原から世界が驚愕する勢いで復興し、技術的にも経済的にも短期間 で大国となった日本。

今回の逆境では、とくにエネルギー技術が飛躍的に進み、世界のエネルギーテク ノロジーをリードする国になる事でしょう。限られた電力の中で節電家電が必須 となり、原子力に代わるより安全で安価な代替クリーンエネルギーも求められます。

今なら、そのために消費税が上がったり、一時的に停電などの苦労を強いられて も、国民が一丸となって支持し、協力する団結心がすでに生まれてきているよう に見えます。

今回の地震、津波、原発事故で犠牲になった多くの尊い命は何にも替えることが できません。またしかし、絶対に無駄にはなりません。

あれだけの災害にあった直後でも秩序と治安を維持している日本を見て世界が驚 いています。

驚くのはまだ早い。

驚異的な速さで復興するばかりではなく、以前より何十倍もパワーアップした日 本に生まれ変わる様を世界にみせつけてやろうではありませんか。

そして、そこで得たノウハウは次にどこかの国で災害が起きたときに必ず役立て られるでしょう。

以上全文掲載


・・・・・・ 内容もさることながら、いつもながら明快な文章で、久しぶりに爽快な気分になりました。
ごろちゃんありがとう!!

次に我が同郷の友人Toriさんのブログから、心温まるエピソードをご紹介。


前文略・・・・・

・・・・ネットでは心温まるエピソードで溢れていますが私が一番感動したのは、

避難所であるお年寄りが、「これからどうなるんだろう・・・」

とつぶやいた時に、そばにいた高校生が 「大丈夫!僕らがきっと復興するから!」

と言って一生懸命背中をさすっていたんだそうです。
もうこれを読んだ瞬間、感動で涙が止まりませんでした。

罪悪感なんぞ感じて感傷に浸ったところで、被災者の人には何の役にも立たない。
もっと自分にできる事を探さなきゃ!


・・・・・そうだね、夫々が自分のできることを探して、やってみて、続けていけばきっとなんとかなる。頑張れニッポン!!


投稿者 sushitomi : 2011年03月17日 22:10

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コメント

初めてコメントさせていただきます。
今回の震災は、私の住む茨城県も水道・電気がストップし、
宮城県の津波被害を知ったのは、サンノゼに住む友人からのメールでした。
そして電気が通り、テレビから流れてきた映像は、車や家々が濁流に流され、泣き崩れる人たちの姿、家族や大切な人を探す人たちの姿でした。
どれほどの計り知れない悲しみか、想像もできませんでした。
 
地震直後、海上自衛隊のいとこが宮城県に出港していきました。 
やっと送られてきたメールには、毎日悲惨な光景を目の当たりにしていると書かれていました。

今は自分たちのできる最大限のことを、家族で実践していこうと思います。

小さいことも見逃さず。

すけがわのいとこの恵子でした☆

投稿者 ひかり三昧 : 2011年03月24日 04:15

恵子さん、投稿ありがとう。すけちゃんとのメールのやり取りで、東京とつくば方面の状況も聞いていました。現地の方々の気苦労は、これからがまた大変なことだと察します。

被災された方々の様子を見て悲しくもなりますが、一方、前向きな姿勢を見聞きすると、逆にこちらが力をもらえた気にもなり、励みになります。皆がなにかを試み、それを続けていくことが大切なことだと思います。お元気で。

投稿者 板前T : 2011年03月24日 10:46

高校生の話も含めて、ここに次のようないい話が集まってます。

家の非常袋を確認したら、父親が40年前に書いたメッセージが残ってた。「心に太陽をもて 口びるにうたをもて」― 私も新しい非常袋にメッセージを書こう。見た人が励まされるような。


ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるのに。あたたかいです。


韓国人の友達からさっききたメール。「世界唯一の核被爆国。大戦にも負けた。毎年台風がくる。地震だってくる。津波もくる。・・・小さい島国だけど、それでも立ち上がってきたのが日本なんじゃないの。頑張れ超頑張れ。」ちなみに僕はいま泣いてる。

http://prayforjapan.jp/message/

投稿者 SK 滋賀より : 2011年04月03日 03:49

おー、滋賀のsk さん あ、君は我が愛しき妹君じゃないか。

温かい言葉は、国の境なしにどこでも通じるよね。素敵な話ありがとう。ボクは最近、朝家を出るときにこういうところを散歩して、元気をもらっています。

http://www.youtube.com/watch?v=tHaHK3TpiCQ&NR=1

そして人吉もあっぱれだよ。

http://www.asahi.com/national/update/0331/SEB201103310011.html

投稿者 板前T : 2011年04月03日 23:33

そうでしたね。妹さんが滋賀でしたね。
妹さんじゃない、信の方です。

投稿者 SK : 2011年04月04日 05:23

信ちゃん、そうか、信ちゃんもskなんだね。気づかなかったよ。次回渡米は5月だよね? 楽しみにしています。

投稿者 板前T : 2011年04月04日 16:39

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