2008年01月30日
達人
コウ先生は台湾の元産婦人科医。台湾で一番大きな病院の理事を引退後は、台湾と東京に家を持ち、シドニー、カリフォルニア、オハイオに住むこどもや孫たちに会うために、季節や旬のうまいものに合わせて奥さんと二人で移動する生活だった。
カリフォルニア滞在中は、週に2-3度スシトミに来て、熱燗を2合飲み、刺身をつまむのだが、日本語の達者なこの先生の含蓄ある話しを聞くのは、いつも楽しみだった。戦争、日中、台中の関係を淡々と、けっしてどこの悪口も言うのではなく、自ら確認するように話してくれた。
その先生が急逝されて早や7年、久しぶりに集った家族たちの話を聞いて驚いた。
朝起きた先生は一番に行きつけの床屋を予約。「まだ伸びていないじゃない?」 という奥さんに対し、「いや、みっともないから切っておく。」 と言って出かけたそうだ。そして、いつものように談笑しながらヒゲを剃り、整髪し終えたところでいつの間にか寝たと思われた先生は、そのまま生を終えていたそうだ。
その顔はきれいで、そのまま葬儀に出したそうだ。享年79歳。おみごと。
投稿者 sushitomi : 2008年01月30日 14:02
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コメント
いい話ですね。 そういう死にかたをしたいものです。
日本にも、ぴんぴん生きてコロっと死ぬ、ピンコロ神社というのがあるそうですね。
投稿者 編集長 : 2008年02月01日 18:36
死なれた床屋はイヤですよ~!
投稿者 Shige : 2008年02月02日 20:24
あれ、そういえば前回は予約せず、急に思い立って飛び込みでShigedちゃんに刈ってもらったっけ。なにもなくてよかった~。
医者にかかったりすると急に怖気づいちゃうからやはりピンコロは理想だよねえ。だからこそ元気のいい時に遺言したり、身の回りを整理しておかなきゃ。
あ、Shigeちゃん、「これはtakaoさんに返してください。」なんていうことを、変な所持品に書いておかないように!!
投稿者 板前T : 2008年02月03日 07:51
お見事!もしかして、その床屋さんって、Shigeちゃん?えっつ!?ないしょにしてるの?余計なこと聞いちゃった?
投稿者 Junji : 2008年02月04日 19:24
見事でしょ? ボクも身奇麗にして遺言はShigeちゃんに残したい気持ちが半分、Shigeちゃんの思いがボクの遺言にされてしまう危惧が半分ですねえ~。
投稿者 板前T : 2008年02月04日 22:47
Junjiさん、、ボクのところじゃないですよ~!
takaoさんに返してくださいと書いた大きめの封筒には
いろんな○○本が詰め込んであります。
投稿者 Shige : 2008年02月11日 09:57
Shigeちゃん、それが怖い。せめてnobuさんとか、kazuさんとかにも分けておいてね。でもこれじゃあ、逆に目立っちゃうか。
投稿者 板前T : 2008年02月21日 09:06
ピンコロってのも理想ですけど、世の中のオスの理想的な死に方として、「ふくじょうし」ってのがあるじゃないですか。
漢字で書くと、ちょっと品格を下げるので(ひらがなでも、変わらないですけど)あえてひらがなにしてますが。
だけど、ふくじょうしって、よく耳にするケースは、たいていそのときの相手が戸籍上の配偶者じゃないですよね。
これって、配偶者相手じゃ死ぬところまでがんばれないってことなのか、配偶者とナニしている時に死んだんじゃ、ニュースにならないだけなんでしょうか。
まあ、それは良いとして、ふく下死の方が、死ぬ確率としては多いような気もします。
あー。こういうレベルの話を書きたいんじゃなかった。
人間、どのように老いるべきかという、高尚なコメントをかくつもりだったのに。
合掌
投稿者 ピンコロ : 2008年04月10日 09:13
コメントにはそのままその人なりのレベルが出るものですよ。急に高尚にはなれない。ボクの場合、普段が高尚だから、たまにそういうレベルに合わせるのは問題(嫌いではない)ありませんが。
まあ、この前までどう生きていくかを考えていたのに、死に方を考える歳になってきたことも事実ですね。でも往生際が悪いのは嫌だよね。「ふくじょうし」って~やつは、なんか最後まであがいているようで、けっしていい死に顔じゃない気がするなあ。あれ? あがくのはボクだけなのかな?
投稿者 板前T : 2008年04月11日 09:29
