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2006年10月10日

日本史2006 番外編

この数ヶ月、熊本の実家に野暮用ができ、5月のバケーションを入れると今年だけで3度も帰国しました。21年の滞米生活で5回しか帰っていなかったのになあ。まあ、店を閉めることもなく、こうして気軽に帰ることができるようになったというのは実にありがたいことなのですが。

8月に続き9月にも帰ったものの、ほとんどが人吉、しかも慌しかったので、毎日実家の漬物ライスか、高速の立ち食いうどんという寂しい食事内容でした。
唯一実家の庭先で取れたサトイモと大根葉の味噌汁はうまかったかな。

そんな中で、行き当たりばったりながらなんとか時間を作って 「一食入魂」 !! いくつか立ち寄った店で、大満足したレポート、日本史2006番外編です。

金曜日の鹿児島発最終便が遅れ、楽しみにしていた大森海岸「磯源」での寿司を逃した私は、翌日午前中の野暮用を都内で済ませ、14時40分発の京成ライナーに乗るべく上野に向かいます。上野駅到着12時半。半端な時間になり、食事をどうするか考えながら立ち寄った本屋で、上野近辺の寿司屋を探したところ・・・・・・・

「百万石」・・・・・・百万石.jpg

なんと徒歩5分。迷わず駆け込みました。住宅街の一角で、昼間はよく注意して見ないと見過ごしてしまいそうな場所でしたが、
中に入ると店内は明るく、純和風の檜つくり。カウンターにはネタケースが置いてないのでちょっと気後れしましたが、二人の板前さんが明るく手招きしてくださったので、すんなりとカウンターに座ることができました。

時間があまりないこと、お腹がすいているのでおまかせで寿司をいただきたいことを告げ、ビールの大瓶を頼むと、若手の(私と同年輩か)板さんが寿司の準備に取り掛かり、年配の親方が小鉢で3点盛りのおつまみを用意してくださいました。

イカのヅケとオクラの和え物、ハモ、いくらの醤油漬け です。ねっとりしたイカとオクラの相性は夏のお通しにいいですね。これならアメリカでも出せそう。次にハモですが、じつは田舎ものの私は、これまでにあまりハモを食べる機会がなく、しかもおいしいと思ったことがなかったのですが、ここのは冷たくしてあるのにホクホクした感触があり、しかも甘みがあるのです。ほんの少しだけのせてある梅肉も、酸味を感じるのではなく、この甘みを上品に引き出してくれていたようです。最後にいくらですが、じつはいくらもあまり好きなものではありません。ところが多めに張られたこの出し汁がうまい!! 醤油辛いのではなく、濃く色の付けられたおいしいダシ汁なのです。しかもいくらは新物、採りたてでちょうど漬かり頃だということでした。ちなみにハモは淡路島産だそうです。


私と板前さんの間にはなんの仕切りもなく、じかにまな板の上の仕事ぶりが見えます。
最初のイサキで目が覚めました。時差ボケどころではありません。

カレイ、赤身、ちゅうとろ、トロ、ヅケ、シンコ、みる貝、生ホッキ、アジ、うに、いくら、寿司だねの名前を言いながら淡々と握っていただくのですが、こんなに夢中で寿司を喰らうのは初めての経験です。途中、八海山を一合もらうと、すかさずぐい飲みサイズの、冷たい茶碗蒸し が出てきました。何も具は入ってないのですが、これもダシがうまい!! 最後の一口、底の方に梅肉が少しだけ仕込んであり、これもまたアクセントとなって夏の小鉢に最適です。アナゴは煮詰めと塩の2種類が出てきました。私の持つ語彙では言い表せないので、もう言いません。ただこの塩を褒めたところ、親方が、「お土産にあげるから、アメリカで使ってみてごらん。」 と言い、2種類の塩をいただきました。玉子焼き、そして最後は親方が かんぴょうをさびを効かせて巻いてくださいました。

寿司だねとシャリのバランス、親方が裏方に回り、若い板前さんが表に立つ。笑顔でサービスする女将さんと若い衆。素敵な店と人に出会うことができました。

ちょうど1時間、私の不躾な質問にも、笑顔で応対してくださりありがとうございました。

野「百万石」 はこちらです・・・・・・ http://r.gnavi.co.jp/a150800/

投稿者 sushitomi : 2006年10月10日 01:37

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