HOME | 本日のオススメ | シリコン谷から | すしとみ瓦版 | イエローブック | 鉄人主婦養成道場 | 魚豆知識

« 13日の木曜日 のランチとおすすめ | メイン | 日本史 2006   我が良き友よ »

2006年07月16日

日本史 2006 ふるさとは遠きにありて

ふるさとは遠きにありて---室生犀星

             ふるさとは遠きにありて思ふもの
             そして悲しくうたふもの
             よしや
             うらぶれて異土の乞食となるとても
             帰るところにあるまじや
             ひとり都のゆふぐれに
             ふるさとおもひ涙ぐむ
             そのこころもて
             遠きみやこにかへらばや
             遠きみやこにかへらばや
                       [小景異情ーその二] より


この詩を犀星が詠んだのが、故郷を遠く離れた地ではなく、故郷へ帰ってからだと知ったのは数年前のことでした。勝手な思いこみがあったため、なんだか拍子抜けした気がしたものですが、この歳になって、久しぶりに帰省してみると、その詩、のみならず、出典の 「小景異情」 というタイトルにまで、胸が痛みます。

今回は車で熊本に出る機会があったので、八代から、宮原へ出て、人吉の反対側から九州山脈を越えてみました。五木のさらに上の、川辺川に注ぎ込む支流の澄んだ川を眺め、その湧き水を飲んだ後に五木に出て、削りとられた山肌と、河辺に盛り上がった砂利を見てきたわけです。

158.jpg 146.jpg

2010年、球磨川下流にある 「荒瀬ダム」 が、日本で初めて撤去されることになっています。これにもまたやってみなければわからない、後回しにされているへドロなどの環境問題があります。川辺川ダムは、裁判の流れは中止にむかっているのに、ダンプは休むことなく走り続けています。

故郷に残り、家を、家族を守り続けてきている仲間たちには、それぞれの事情があります。遠く昔に故郷を出た者には、立ち入り難いものもある。


「小景異情」・・・・・強く感じた旅でした。

投稿者 sushitomi : 2006年07月16日 08:02

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sushitomi.com/mt/mt-tb.cgi/185

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)