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2006年02月02日

スシトミ瓦版 昆虫採集

今朝の 「クローズアップ現代」 では、日本の昆虫事情についてのレポートでした。
昆虫ブームを背景に、手段を選ばず幼虫を乱獲、密猟し、業者に売りつける人間。日本にはない品種を輸入する業者、そして飼育に飽きた子供がそれを捨てるために、これまでにはいない混合種が出て生態系がくずれている様子などが出ていました。それにしても異常な高値で取引されているんですね・・・・

・・・・私たちの小さい頃、夏休みの楽しみのひとつに 「角虫(つのむし)取り」 がありました。クワガタやカブトムシを、従兄弟や友達と取りに山に入るのですが、どこの山のどの木に、どんな大物がいるか・・・というのは、こども心に各自の大事な秘密でした。とはいえ子供のことなので、秘密の場所を友達に秘密と言いながら皆で取りにいくのですが・・・。もともとが山の中(熊本県人吉市)なので、ちょっと山道に入り、その秘密の木を思いっきり蹴るだけで上からバサバサとクワガタやカブトムシが落ちてきます。同じ人吉でも、町の子と山の中から通う子がいるので、両者間ではクワガタの取引もあります。でもお金が動くことはまずなく、たいていは、漫画本やプラモデルだったような気がします。ただ、こうして従兄弟たちや、先輩などと遊んだ昆虫取り、野鳥取り(今はできない)、魚釣り、山芋掘り、山菜や木の実取りなどの懐かしい遊びには、必ずルールがあったのです。兄、親、じいさんたちから学ぶこのルールは、常に来年の夏のこと、次の旬のこと、将来にことを考え、保存していくための先人の知恵だったと思います。
1匹2千~5千円も出してこどもにクワガタを買い与える親は、子供たちを近場の山のある場所に連れていくわけにはいかないんでしょうかねえ? テレビに出ていた山は、大阪でしたよ? 北国はどうか知りませんが、東京でもクワガタはいることでしょう。そしてそういう土地には、必ずそういう秘密の場所を隠し持つおじいちゃんたちがいて、喜んでその秘密を子供たちに教えてくれることでしょう。

ちなみに私の75歳になる父は、毎年都会に住む知り合いの子供たちが来ると、クワガタ取りや、山芋掘り、ウベやアケビちぎりに連れて行くようです。

樹齢120年の生ある木を削り、幼虫を取り出して売る。 「理由?成虫を探すより簡単、大量に取れて金になるから。」 樹は死に、幼虫は育つ場所を失い、森はその自生のサイクルを失う。

話は変わりますが、私の敬愛する 「倉本聰さん」 は、自分たちが切り開いた畑が区画整理の対象になり、補償交渉をしたあとで・・・・・

「放棄されていた畑の草を刈り、露天で焼いた炭をすき込んだりして、何
 年かかけてようやく作物ができるようになった。それなのに、あいつら
 ときたら、平米いくらでしか話をしないんです。面積にしか価値がない
 と考えている。だから畑の土地も、銀座の土地も、同じ基準を当てはめ
 る。土の価値なんか、何もわかっちゃいないんだ」

 ・・・・・密漁して自分の目先の金の事しか考えない業者、河川や山を自分のものだと考えるお役人たち、こういうおばか者たちには、私のもうひとり敬愛する藤原正彦さんの「国家の品格」を読ませて、武士道精神を叩き込んでやらなければいけませんね。

投稿者 sushitomi : 2006年02月02日 16:47

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